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消毒と滅菌のハテナ

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もうすぐ大晦日ですね。

今年の大掃除は終わりそうですか?

私は残る大物が待っています。

窓掃除です。

掃除が終わった後でも、拭き残しが見えてしまうと気になる窓。

初めはガラスクイックルと雑巾だけで満足していたのですが、年々道具のバリエーションが増えてきて一昨年は窓掃除専用のスクレイパーも仲間に加わりました。恐らく今年はサッシの隅を掃除する綿棒を・・・

と、話は少し本題とそれましたが、

みなさんは滅菌をご存知でしょうか?

今回は清潔の最上位にある、滅菌について詳しく書いていきます。

銀色のトレーに並べられたミラーや先の尖った器具。

紙のトレーに乗せられているところを見たこともおありかと思います。

歯医者で見る器具、器械はどれもギラギラと光っていて見ているだけで怖くなるなんてことが多いですよね。

私自身も、歯の治療を受ける際には、あの銀色の輝きが恨めしいと思ったことは幾度となく。

 

そんな医療器具の中でも、おそらく一際みなさんの顔の間近に見る事のある歯科治療の器具ですが、一見きれいそうに見えるけど実際はどうなの?

という疑問にお答えします。

 

まずは、滅菌とは

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

滅菌
めっきん
sterilization

状態にすることで,物理的方法と化学的方法が用いられる。物理的滅菌法には,160℃の乾燥した空気中に 30分以上保持する乾熱滅菌法,100℃の飽和水蒸気での 30分加熱を3日間繰返す間欠滅菌法,2気圧の飽和水蒸気 (121℃) で 20分間加熱する加圧滅菌法などがある。化学的滅菌法はおもにゴム製やプラスチック製の器具,カテーテルなど加熱すると変質するおそれのあるものを消毒するために用いられ,液化ジエチレンオキサイドガスによるガス滅菌が一般的。

と、解説されています。

当院は滅菌の行程がシステム化されていますが、全て行うにはかなりの時間が必要とされています。

通常、歯科治療における器具の消毒には、ほとんどがオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)で対応可能な場合が多いのですが、治療に使う器具はより厳しい消毒を行うためオートクレーブ(高圧蒸気滅菌)による滅菌の前に、

洗浄→消毒液に浸す→

洗浄→別の消毒液に浸す→

洗浄→オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)→オートクレーブに適さないものはガス滅菌

をかけて、徹底的に消毒しています。

正直、これを一人で行うのはすごく大変です。

普段はスタッフが診療の合間に時間を見つけて行ってくれているのですが、ベテランのスタッフが行っても終了するまでに1時間半~かかります。

もちろん、滅菌が終わるまで消毒機械の前に椅子を出して、眺めているわけにはいきません。それでも、この行程を1日に何回も行います。

1つの器具を滅菌するのに時間も手間もかかりますが、患者さんが直接見えないところにも安心して治療を受けてもらいたいと言う、当院の方針に協力してくれているスタッフの皆様に感謝です。

 

以下は、一般的に有名な滅菌の方法のひとつである、オートクレーブについてです。

オートクレーブ
autoclave

加熱圧力釜のこと。実験室用から工業用まで種々の大きさのものがある。通常内部に入れる物質は液体であり,攪拌装置が設けられていることが多く,取りはずし可能なふたには圧力計温度計安全弁などが設置されている。化学工業では高圧で回分化学反応操作を実験的に行うときによく用いられ,また医療器具の滅菌のためには,内圧を2気圧ぐらいにして蒸気温度を 120℃程度に到達させ,その中に器具を 15~30分入れておく。
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