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インプラントと入れ歯
歯を抜いた場合や残っている歯を治療して残すことが難しい場合は、ブリッジ治療が適応外の場合に部分入れ歯・総入れ歯かもしくはインプラント治療の二つの選択肢があります。この場合インプラント治療にかかる費用と、総入れ歯治療を行った場合について比べてみます。
治療を選択する際の参考にしてみてください。
インプラント治療というと基本的には歯を失った本数分だけ人工歯根(=インプラント)を埋入することになりますが、歯が1本も無い状態の顎に4本のインプラントをバランスよく埋め入れ、10~12本の固定式の人工歯を支える治療方法も存在します。失った歯の数だけインプラントを埋め入れる従来のインプラント治療とは異なり、外科手術による身体の負担と費用を軽減し、歯本来の機能や見た目を取り戻すことができます。また、手術後に仮歯を装着することができるため、すぐに固定式の歯が必要な方に向いています。
治療期間は、約3~6ヶ月間です。(骨の状態によって、治療期間は異なります。) ただし、装着感については従来のインプラント治療に比べてやや劣ります。
なお、従来のものも前述のものも、インプラント治療は健康保険適応外のため、全額自己負担で治療を受けることになりますので、保険治療と比べると費用が高額となります。
インプラント治療後は、その後の劣化を未然に防ぐために、インプラント体の状態の確認や歯のクリーニングなどの定期的なメインテナンス(年に2~3回)が必要となります。お口全体のメインテナンスは主に30分~1時間程度かかります。メンテナンス費用についてもインプラントのメンテナンスが含まれるため、全額自己負担になります(3000円~10000円程度)
部分入れ歯、総入れ歯についての費用を説明します。基本的に保険適応治療のため費用は以下の通りです。
術前検査・診断料
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1,500~2,000円 |
内訳:お口の状態の診査、レントゲン撮影、お口の写真撮影、診断料 | |
補綴(人工歯)費用
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20,000~23,000円(部分入れ歯は2500円程度~歯の本数に応じて決まります) |
内訳:歯型取り、噛み合わせの型取り、総入れ歯代 | |
費用総額相場
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22,000~25,000円 |
入れ歯の装着感についてはインプラント治療よりも劣ります。義歯作成後については部分入れ歯の場合、入れ歯の調整と残っている歯のトラブルを防ぐための検査・歯周処置がメインになり保険治療が適用されます。また総入れ歯の場合は、入れ歯の調整が基本となりこれも保険治療が適用されます。
吉田歯科ではこちらから積極的にインプラントを勧めることはありませんし、逆に入れ歯を勧める事もしません。患者さんは一人ひとり事情も悩みも違いますから、できる限り悩みが解消される治療方法の模索に努め、共に悩みを打ち消していく方法を提案していきたいと考えています。